2003年10月23日
セコム株式会社
〜凶悪犯罪・健康不安から、家庭と家族を守るサービス機能を強化〜
「家庭用安心システム」を本格始動
 セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:木村昌平、資本金:663億円)は、1981年に日本で初めての家庭用安全システム「セコム・ホームセキュ リティ」を発売以来、約25万9000件(2003年6月末)のご家庭に安全を提供しており、この分野では圧倒的なシェアを有しています。

 しかし近年、家庭における犯罪については、犯罪件数の増加だけでなく、強盗などの凶悪犯罪も急増しております。こうした犯罪者は、従来の空き巣などとは 違い、用意周到な下見や、侵入する家庭のご主人の身分を特定した上で、計画的な手口で犯行を行い、盗品も連携する買い取り組織に流すなど、組織的な犯罪が 多くなっています。また、窃盗だけでなく、家族に危害を加え、殺傷事件に発展するケースもあります。

 こうした凶悪犯罪から家庭と家族を守るため、セコムは、独自仕様の防犯合わせガラスに専用ガラスセンサーを一体化させた、わが国初の防犯ガラス 「SECOMあんしんガラス」を開発・発売するなど、いち早く防犯機能強化サービス・商品を充実させてきました。今回そのラインナップの一環として、新た に11月1日から、わが国初の「顔検知機能」を内蔵した、強盗対策に有効なインターホンシステム「セキュリフェースインターホン」を発売します(詳細は別添報道資料)

 さらに、高齢化社会における家族の健康不安に対する健康管理ニーズに応え、家庭用安全システム「セコム・ホームセキュリティ」のご契約先に、11月15日からは、わが国で初めて、セキュリティと医療サービスを一体的に提供する医療サービス「セコム・メディカルクラブ」を開始します(詳細は別添報道資料)。これは、最新の予防医学を活用した効率的な予防医療、健康維持・指導サービスを一体的に提供していくもので、「セコム・ホームセキュリティ」は、今後、凶悪犯罪のみならず健康不安からも家庭と家族を守る、「安全システム」から本格的な「安心システム」として始動します。
 ホームセキュリティシステムが本格的な普及期に入った現在、セコムでは、急速に増加している空き巣・強盗など外部からの犯罪への家庭の不安感を解消する ため、「SECOMあんしんガラス」など、さまざまな防犯機能を強化したサービス・商品を充実させてきました。昨年来、新たに発売した家庭用安全サービ ス・商品は、以下のとおりですが、引き続き新サービス・新商品の開発に努めてまいります。

 今後も、家庭のお客様により大きな安心感を提供するため、「セコム・ホームセキュリティ」を中核に、「セコム・メディカルクラブ」の充実を図るとともに、以下の各種家庭用安全サービス・商品も含め、家庭用「安心システム」としてお客様に積極的にご提案していきます。
「家庭用安心システム」の各サービス・商品
セキュリティ系
(1) 「セコム・ホームセキュリティ」(1981年1月発売)
  わが国初の家庭用安全システムで、泥棒・火災・ガス漏れ・非常通報・救急通報の5つの情報をホームコントローラーから電話回線を通じてコントロールセンター(全国47ヵ所)で24時間監視。異常が発生すれば、緊急発進基地(全国約 2,100ヵ所)から緊急対処員が懸け付け、適切な処置を行う。必要に応じて、110番、119番にも通報する。現在、約25万9000件のご契約先がある。
(2) センサーライト」(2000年8月発売)
 センサーが人の体温を感知して、自動的に点灯・点滅する。夜間の帰宅時の点灯だけでなく、裏庭などへの侵入者の威嚇としても利用可能。
(3) 「セサモ-テンキーロック II」(2000年10月発売)
 鍵を使わず、テンキーに暗証番号を押すだけで、施開錠ができる。操作のたびに数字の配列が変わるランダムテンキー方式で、テンキーの汚れから暗証番号を推測されることはない。
(4) 「ホーム・ピタゴラス」(2002年6月発売)
 こじ開け、破壊行為に強く、耐火性にも優れ、急増する金庫の持ち去り防止機能も持つシステム金庫。今回のリニューアルで、家庭での用途に合わせ、中型・小型・引出し式の3タイプを用意した。
(5) 「セサモ-IDs」(2002年12月発売)
 鍵やカードのように落としたり盗まれることのない指紋で照合する出入管理システム。1988年にわが国初の指紋照合システムとして発売したが、業務用であったため、新タイプから家庭でも利用できるようにした。
監視系
   
 
(1) 「セコム・ホームカメラシステム」(2002年5月発売)
 家庭専用の監視カメラとして新開発。玄関、駐車場、裏庭など死角となる敷地内に監視カメラを設置し、監視。侵入者を感知すると、周囲を明るく照らすとともに画像で捉え、家庭内のホームモニターで確認、録画もできる。これにより建物への侵入行為を抑止する。
(2) 「ホームモニター連動画像監視サービス」(2003年2月発売)
 外周センサーと家庭用監視カメラ「ホームカメラシステム」を組み合わせて侵入者を感知し、現場の映像をセコムの画像センターで監視し、異常時は状況により緊急対処員の急行や警察通報などの適切な処置を行う。
(3) 「セキュリフェースインターホン」(2003年11月発売)
 わが国初の「顔検知機能」を搭載したカラーインターホンと「ホームカメラシステム」を一体化し、「知らせる」「見る」「記録する」「制御する」などの機能を全て備えている。強盗対策として威力を発揮する。
物理的防護系
(1) 「SECOMあんしんガラス」(2003年6月発売)
 セコム独自仕様による防犯合わせガラスにセコムの専用ガラスセンサーを一体化させた全く新しいタイプの防犯ガラス。強い強度で割れにくく、一旦割れると大きな破壊音とともに、瞬時にガラス全面に細かいひびが入るため、周囲の注意を引き犯罪を抑止する。同時にセンサーが破壊信号をセコムのコントロールセンターに送信、センターからの指示で駆け付けた緊急対処員の急行や警察通報などの適切な処置を行う。
(2) 「セキュリティ面格子」(2003年2月発売)
 台所、浴室、洗面所などの窓に利用される面格子を、スチール製にして強化処理し、工具を使った破壊行為に一定時間耐えられるようにした。さらに、切断、取り外しを検出するセンサーを内蔵。ホームセキュリティシステムを通じてコントロールセンターで監視し、異常時は状況により緊急対処員の急行や警察通報などの適切な処置を行う。
(3) 「ストロングドア」(2003年2月発売)
 寝室の扉をこじ開けや工具による破壊行為に一定時間耐えられる、金庫並みの強度を持つ「ストロングドア」に交換することで、寝室を簡易なパニックルームに作り替えられる。就寝中に侵入者が入ってきた場合、寝室の「ストロングドア」の鍵をかけることで、家族の身の安全を守る。
防火系
 
(1) 「トマホークマッハ II」(1998年10月発売)
 ホースが5m伸びて、片手で簡単に操作ができる消火器。消火薬剤に強化液を採用し、天ぷら油火災に強い。インテリアにもマッチするデザイン。
ココセコム系
 
(1) 位置情報提供サービス「ココセコム」(2001年4月発売)
 2001年4月に人・車用に発売した位置情報提供サービス「ココセコム」は、現在約18万件のご契約先を有している。小型の専用携帯端末をお子さんや痴呆症の高齢者の方に携帯していただくか、自動車やオートバイに隠しておく。家族の行方が分からなくなったり、車が盗難にあった時、オペレーションセンターに位置検索の要請があると、位置情報をお知らせする。要請があれば、現場急行サービスも行う。インターネットでパソコンや携帯電話からも自動検索が可能。
(2) 通報サービス付き「ココセコム」(2003年4月発売)
 新たに人用の新タイプとして身の危険を感じたときに通報できる専用携帯端末を開発し、通報サービス付き「ココセコム」を発売した。
(3) ペット用「ココセコム」(2003年6月発売)
 世界最小・最軽量の専用携帯端末を開発し、犬などのペットの行方が分からなくなったときに位置検索ができる新タイプの「ココセコム」。この小型の専用携帯端末は、人用・電動自転車用としても使用。
医療系
 
(1) 「在宅医療サービス」(1991年6月開始)
 わが国で初めての本格的な在宅医療サービス。無菌調剤室を持った調剤薬局で医師の処方箋をもとに調剤し、薬剤提供サービスを行うとともに、訪問看護ステーションから看護師が訪問看護サービスを行う。
(2) 「セコム・メディカルクラブ」(2003年11月開始)
 「セコム・ホームセキュリティ」のご契約先に、わが国で初めて家庭のセキュリティと医療サービスを一体提供する。最新の健康科学を活用した効果的な予防医療、健康維持・増進サービスを提供する。
保険系
 
(1) 「セコム安心マイホーム保険」(2000年10月発売)  「セコム・ホームセキュリティ」をご利用の場合、保険料が3割引で加入できる家庭総合保険。水災に対する補償を外せば、最大5割引になる。
(2) 「NEWセコム安心マイカー保険」(1998年12月発売)
 事故現場にセコムの緊急対処員が駆け付ける24時間365日現場急行サービスに加えて、業界初の家族そろってゴールド免許割引や盗難防止装置(ココセコム等)割引を採用した新型自動車総合保険。
(3) 「メディコム」(2003年10月発売)
 2001年10月から発売開始したガンを治す自由診療保険「メディコム」に、03年10月から公的保険診療の場合でも、自己負担金3割も補償対象になり、グレードアップした。
以上
<本件に関するお問い合わせ先>
セコム株式会社 広報室 安田、吉田 
TEL:03-5775-8210