2003年10月11日
セコム株式会社
大規模ビルのセキュリティ、ファシリティを一体的に管理する
「セコム・セキュリティマネジメントサービス」本格展開
ファシリティマネジメントは日本メックス(株)と業務提携
 セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:木村昌平)は、このほど、中・大規模ビル向けに提供してきたトータルセキュリティシステムと、設備を総合的に管理するファシリティマネジメント(以下、FM)を一体的に提供する「セコム・セキュリティマネジメントサービス」を、NTTグループの日本メックス(株)と業務提携により強化し、本格的に展開を図ります。

 セコムでは、新たに「セキュリティマネジメント推進室」を発足(5月26日付)し、「セコム・セキュリティマネジメントサービス」の展開を図ってきまし たが、FMについて、NTTグループの施設で数多くの実績を有する日本メックス株式会社(本社:東京都中央区、社長:齋藤健二)と、9月1日付で業務提携 を行いました。セコムのトータルセキュリティシステムと日本メックスのFMを高度に融合化することで、新しいコンセプトにより中・大規模ビルの管理をトー タルマネジメントする「セコム・セキュリティマネジメントサービス」を本格的に提供していきます。

 セコムは、1973年の大規模ビル向けトータルセキュリティシステムの開発以来、この分野で多くの実績を積み重ねてきました。現在は、オンラインビル総 合集中管理システム「セコムCX」やビル総合管理システム「トータックスZETA」などにより、中・大規模ビル市場でも独自のコンセプトと技術、ノウハウ により、積極的な市場開拓を行っています。また、セコムグループのセコムテクノサービス(株)がビル設備のメンテナンス事業を拡大化しています。一方、日 本メックスは、1972年の創立以来、NTTグループの施設を中心としたFMの実績をもとに蓄積した技術ノウハウと人材リソースを活用し、FM分野におけ る事業領域の拡大と市場の開拓により、一層の発展をめざしています。

 しかし近年、中・大規模ビルのインテリジェント化に伴い、設備の多様化・IT化・高度化が飛躍的に進展してきたことで、ビルのセキュリティシステムと FMが分離した管理が一般化し、ビルの設備管理においても設備ごとに専門化・細分化され、バラバラに管理されているビルが多く見られます。本来ビル管理 は、大型化・インテリジェント化が進めば進むほど、凶悪化した犯罪や火災・地震などの災害からビルを守るのはもちろん、より高度でトータルな快適環境を求 めるニーズが拡大化してきています。

 そのため、中・大型ビルでは、トータルセキュリティシステムとFMを融合化させ、ビルのあらゆる管理業務のトータルなマネジメントが必須となってきまし た。セコムは、「セコム・セキュリティマネジメントサービス」展開のため、セコムグループのセコムテクノサービス?、常駐専門会社・セコムジャスティッ ク?などとの協業を図ってきましたが、このたび、特にインテリジェントビルのFMに強みを持つ日本メックスと業務提携を行うことにより、9月から「セコ ム・セキュリティマネジメントサービス」を本格展開し、中・大型ビルの総合管理における新たな市場開拓を図ることになりました。
「セコム・セキュリティマネジメントサービス」の特徴としては、
1. セコムでは、5月26日付で「セキュリティマネジメント推進室」を発足。今後、「セコム・セキュリティマネジメントサービス」についての市場開発・マネジメント業務・メンテナンス業務の責任部署として推進にあたる。
2. セキュリティで最も実績のあるセコムが、設備管理を含めた、ビルに関するトータルな安全管理を行うことで、より安全性が高まる。
3. セキュリティと設備を一体的にマネジメントする「セキュリティマネージャー」をビルに配置することで、管理コストが軽減できる。
4. 責任ある1社にセキュリティと設備をトータルに任せることで、セキュリティ、設備ごとに管理していたわずらわしさから開放される。
5. セコムは、NTTグループのインテリジェントビルで数多くの実績を持つ日本メックスと組むことで、同社の技術ノウハウを活かしたトータルマネジメントサービスが提供できる。
 今後、新築ビル市場においては、建設準備室段階から、「セコム・セキュリティマネジメントサービス」を積極的に提案していくとともに、既築ビル市場においてもリニューアルの段階などビル管理の見直し時にも提案し、両社の強みを生かして強力に市場開拓を図っていきます。
<報道関係のお問い合わせ先>
セコム株式会社 広報室 安田
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