2003年6月6日
セコム株式会社
セコムと旭硝子が「防犯ガラス」で提携
─6月1日から「SECOM あんしんガラス」を発売─
 セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:木村昌平)と旭硝子株式会社(本社:東京都千代田区、社長:石津進也)は、住宅・オフィス向けの防犯ガラスの商品開発・販売等の分野において共同で事業化を進めることで合意しました。

 セコムは、1981年に日本で初めての家庭用安全システム「セコム・ホームセキュリティ」を発売して以来、家庭に質の高い安全・安心を提供してきまし た。近年は、犯罪件数の増加もあり、ここ数年、前年比約20%増で契約件数が伸び、現在25万1千件のご契約先を有しています。ところが、ここ数年、凶悪 犯罪が増加の一途となり、その中には窓ガラスをくりぬき住宅に侵入して強盗をはたらき、家族に危害を加える事件も発生しています。そうした犯罪を未然に防 ぐため、本年2月から、くりぬきに強いポリカーボネート窓や防犯フィルムの販売・施工を開始しています。

 一方、旭硝子は、市場における防犯需要の高まりを受け、一昨年夏に防犯合わせガラス「セキュレ」を発売しましたが、その防犯性能の高さが認知され、売上を着実に伸ばしています。

 今般両社は、セコムのホームセキュリティシステムと旭硝子の防犯ガラスの組み合わせることによる相乗効果が、一般住宅をはじめとした建物の防犯性能をよ り高め、昨今の防犯ニーズに最も合致する、との見解で一致しました。この提携の結果、双方の商品開発力、販売・施工力のシナジーにより、旭硝子は防犯ガラ スの一層の拡販を、セコムはご契約先の多様化するセキュリティニーズに応えることでサービス拡充を、それぞれ目指し、共同で事業化を進めることにしたもの です。

  具体的には、両社がこれまでに培った研究・開発・製造の技術力を結集し、ガラス自体に物理的防犯性能とセンシング機能を併せもった、 わが国初のセンサー機能内蔵防犯ガラス「SECOM あんしんガラス」の共同開発に着手し、商品化いたします。この新しい「SECOM あんしんガラス」の共同開発は、名実ともに最強のブランドガラスとして、お互いの営業ルートを通じ、協力して拡販することで合意しました。

 また、共同事業の第一歩として、セコムでは既設の一般戸建住宅の防犯ガラスへの「ガラス取り替え」向けに、セコムのガラスセンサーのノウハウと、旭硝子 の防犯ガラスのノウハウをベースとした「SECOM あんしんガラス」の第一弾として、センサー付き防犯ガラスを、戸建住宅安全性強化の一つのアイテムとして、6月1日から販売を開始します。旭硝子の防犯ガ ラスは市場から高い評価を得ておりますが、「セコム・ホームセキュリティ」と組み合わせることで、一層のセキュリティ性能の向上が見込まれます。

両社は、防犯ガラスをベースとしたタイアップにより、一層の犯罪防止を目指し、快適で安全な暮らしの実現を図っていきます。
 
<報道関係のお問い合せ先>
セコム株式会社 広報室長 安田 稔
TEL: 03-5775-8211
(担当:吉田 TEL:03-5775-8210 E-mail:koho@secom.co.jp)