2001年12月4日
ナショナル住宅産業株式会社
セコム株式会社
業界初 セコム(株)との提携による、ひとクラス上の防犯仕様を採用した住まい
パナホーム『セキュリオ』シリーズ 新発売
 ナショナル住宅産業株式会社(本社:大阪府豊中市、社長:田尻勝彦)では、セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:杉町壽孝)との提携による、ひとクラス上の防犯仕様を採用した住まいパナホーム『セキュリオ』シリーズを、平成13年12月8日より新発売。パナホームの全戸建住宅に新しく設定いたします。

「エルイデオ・セキュリオ」外観

商品名 パナホーム『セキュリオ』シリーズ
設定商品 パナホームの戸建住宅
「エルグランベルデ」、「エルイデオ」、「サンネスト」、「ソルビオス」
発売日 平成13年12月8日
価格 「エルイデオ・セキュリオ」<NTC外壁仕上・157.46平方メートル(47.62坪)タイプ>の場合
3.3平方メートルあたり55万円台より(首都圏地区標準本体価格・消費税別)
「エルイデオ・ナチュラルスタイル」通常仕様より3.3平方メートルあたり約1万円アップ。
価格は、地域及び延床面積、仕様により異なります。
別途、セコム(株)とのオンライン契約が必要です。
販売地域 全国
販売目標 月間200棟

主な特徴
1.業界初、セコム(株)との提携による新取付工法のホームセキュリティシステムを標準採用
2.パナホームオリジナルの防犯・安全設備を標準採用
3.「防犯配慮設計」による建物・外構・セキュリティシステムのトータル提案<セコム(株)監修>
4.防犯機能の強化とともに、室内空気の換気・浄化の問題をクリアするパナホームオリジナルの空調システムや調湿建材・VOC対策を採用

概要
 パナホーム『セキュリオ』シリーズは、セコム(株)との提携による新取付工法の防犯システム「セコム・ホームセキュリティ」や、パナホームオリジナルの防犯・安全設備を標準採用した高機能な防犯仕様の住まい。消費者の防犯・安全意識の高まりに応える、ひとクラス上の安全・安心なくらしを実現します

 従来、パナホームの新築時に「セコム・ホームセキュリティ」を導入する場合、セコム(株)が取付工事を行っていましたが、配線や工期の問題等、施工性、意匠性の面において課題がありました。

 今回、パナホーム『セキュリオ』シリーズでは、セコム(株)との提携により、「セコム・ホームセキュリティ」の取付工事の大半を占める窓や出入り口への防犯センサーの取付について新取付工法を開発。システムの取付事前工事として、工場における外壁パネル製造段階で窓部分の配線をあらかじめ実施して出荷する等により、現場配線工事の省力化を図りました。
 また、従来の既築住宅用のワイヤレス送信器を新築用の壁埋込取付タイプとして新開発。配線の露出を解消するとともに、本体デザインは室内インテリアイメージに馴染む意匠を実現しました。
 ワイヤレス送信器は、将来的な設置箇所の追加やライフステージの変化によるセキュリティプランの変更、増改築等にも柔軟に対応することができます。

 両社の提携による新取付工法や壁埋込取付タイプのワイヤレス送信器の開発は、業界でも初めてのことです。

 このほか、従来よりパナホームのオリジナルの防犯・安全設備として設定している各種の設備の中から、特に防犯面で効果のある「ICカード式電気錠システム」や「ひとセンサー」付の各種照明等の設備を選定。標準仕様として採用することで、さらに高水準な防犯機能を実現しています。

 なお、各種設備・仕様による建物自体の防犯機能の強化のほか、設計面においても「防犯配慮設計」を実施。周辺環境や敷地内における建物配置、外構計画、外観シルエット、開口部の配置等を総合的に考慮した上で最適な防犯プランの提案を行います。 あわせて、従来、セコム(株)側で行っていたセキュリティシステムの価格の見積もり作業をパナホームで実施できるよう体制を組んでいます。

 一般的に、防犯機能を強化することで住まいの気密性が高まり、室内空気の換気・浄化が課題となってきます。パナホーム『セキュリオ』シリーズでは、住まい全体に新鮮な外気を導入・循環させるオリジナルの空調システムや、「稚内珪藻土」を配合した各種調湿建材、各種の化学物質対策を施した部材・接着剤を採用。防犯面において基本となる高い気密性を維持しながら、常に快適空調や湿度のコントロールを図り、住む人の健康を育みながら住まいの耐久性をも高める、健康で快適なくらしを実現します。

 パナホーム『セキュリオ』シリーズは、パナホームの全戸建住宅(「エルグランベルデ」・「エルイデオ」・「サンネスト」・「ソルビオス」)に設定されます。

 今後さらに、セキュリティに関するハードとソフトのノウハウを活用した住宅防犯設備の開発を進め、賃貸集合住宅用にも展開していく予定です。

市場背景
 警察庁のデータによると、平成8年に113,827件発生した「住宅侵入盗」は、4年後の平成12年には154,074件となり、実に約35%も増加。中でも、「空き巣」は平成8年の80,361件から平成12年の117,725件と、約46%の顕著な増加となっています。

 この要因は、核家族化や女性の社会進出をはじめとするライフスタイルの変化に伴う留守宅の増加をはじめ、家庭や個人のプライバシーを尊重する傾向から起こる地域内での防犯機能の低下などではないかと考えられています。

 こうした実状から、消費者が持つ防犯や安全に対する意識が、「水と安心はタダ」から「自己責任において安全・安心を確保する」ものへと変化。住宅におけるホームセキュリティシステムの認知度も飛躍的に向上し、導入への関心も高まりつつあります。

ネーミングの由来
『セキュリオ』 セコムしたパナホームの安心配慮住宅の総称 <英語>securityの造語

当ニュースリリースの同時配布先
 東京:国土交通記者会、国土交通省建設専門紙記者会

<この件に関するお問い合わせ先>
ナショナル住宅産業株式会社
広報宣伝部  橋本 忠男・杉本 幹生
〒560-8543 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 千里中央ツインビル
TEL06-6834-1955/FAX06-6834-1915
ホームページ http://www.panahome.co.jp/


セコム株式会社 広報室 安田 稔 TEL03-5775-8210
ホームページ https://www.secom.co.jp/