春の訪れを告げる魚は、スマート体型!?

「鰆(さわら)」は、字のとおり春になると産卵のために沿岸を通りかかり、人目に付きやすくなることから名づけられたと言われています。店頭では切り身で売られていることが多いですが、ほっそりとしたスマートな体形から「狭(さ)腹(わら)」と名付けられた、とも言われています。成長した鰆は1メートルほどになりますが、成長に伴って呼び名の変わる出世魚で、50〜60センチ以下の若魚は「狭腰(さごし、東日本ではさごち)」と呼ばれています。

鰆を食べたければ、岡山へ・・・!

鰆は、どちらかというと東日本よりも西日本で人気があり、中でも岡山県ではとても重要な魚に位置付けられていて、全国の消費量の3割近くが岡山県で消費されるほど。鰆の身は鮮度が落ちるとすぐに白濁して見た目が良くないため、刺身で食べる機会はほとんどありませんが、旬の時期を迎えた岡山では刺身はもちろん、酢の物やばら寿司の具など、郷土料理に欠かせない食材です。また、旬は産卵期でもあるため、卵や白子もこの季節だけの珍味として味わうことができます。バラエティに富んだ鰆料理を堪能したいなら、春の岡山へ出かけてみてはいかがでしょう?

家族にうれしい栄養素がいっぱい!

身の見た目は白っぽい鰆ですが、実は鯖(サバ)の仲間。肉食性でイワシやサンマを食べ、鰆の脂肪分は注目の栄養素であるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(イコサペンタエン酸)を含んでいます。DHAやEPAは、脳を活性化させると言われ、記憶力や学習能力の向上が期待できるので、特に育ちざかりの子どもにおススメの栄養素です。また、体内の余分なナトリウム(塩分)を体外に排泄すると言われるカリウムが多く含まれるのも特徴。高血圧が気になるお父さん・おじいちゃんから子どもまで、鰆は家族揃っての食卓に積極的に登場させたい食材です。ただし、あっさりした味わいの割には、意外に脂肪分が多く含まれているので、体重が気になる方は食べすぎないようにご注意を・・・!

調理法・味付けは自由自在!

クセのない味わいの鰆は、新鮮ならば酢〆、シンプルな焼き魚にしたり、揚げて中華風の味付けにしたり、トマトソースで軽く煮込んだり、いろいろな調理法や味付けでおいしくいただけます。切り身で売られている時は、切り口の血合いの部分(真ん中の赤い部分)の色の対比がくっきりとしているものほど新鮮です。水分が多い魚のため、日持ちがあまりしないので、買ってきたらできるだけ早く調理するようにしましょう。調理する前に軽く塩を振っておくと、よけいな水分が抜けて身がしまるので、ぜひ一手間かけて。すぐに食べない場合は、みそ漬けにしておくと、10日ほど日持ちさせることができます。身が柔らかい魚で、皮もはがれやすいので、調理する時はていねいに扱ってください。

スペシャリストが直伝!美味食材アドバイス

写真:藤森明子さん

スペシャリストが直伝!
美味食材アドバイス

イワシやサンマなどの「青魚」に多く含まれることで知られるDHAやEPAが、鰆には豊富です。独特の臭みがある青魚が苦手な人には、クセのない味わいの鰆はおススメですね。また、良質なたんぱく質と、たんぱく質をエネルギーに変えるはたらきがあるビタミンB2の両方を含んでいるので、疲れた時やパワーをつけたい時にもぜひ。ビタミンB2は、皮膚や髪、爪などの再生にも影響を与えるので、肌荒れに悩んだときなどにぜひ摂取したい栄養素です。一般的に魚は頭に近いほうがおいしいと言われますが、鰆は尾に近いほど脂がのっています。選ぶときの参考にしてくださいね。

写真:藤森明子さん

藤森明子さん

食品メーカーに勤務後、料理教室の講師を経験。その後は栄養士として勤務。
1995年に管理栄養士を取得。
現在はマダムマーサ・クッキングスタジオや調理師専門学校の講師、食品メーカーの試食作り、食育イベント、保健指導などで活躍中。

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