カリフラワーとブロッコリーは兄弟分!?

真っ白でコロンとした形が印象的なカリフラワーは、「キャベツ類の花」という意味を持ち、花のつぼみの部分を食べる食材です。品種的にはキャベツの一種に分類され、日本に渡来したのは明治の初期ごろと言われています。
ちなみに、形が似た緑色のブロッコリーは、同じキャベツの一種で兄弟のような関係。グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスのように、太陽にあてて栽培されたか否かの違いではなく、別の種類の食材です。どちらも旬は寒い冬の季節で、つぼみの部分がギュッと締まっておいしくなります。

女性にうれしいビタミンCと食物繊維の宝庫!

カリフラワーは風邪の予防に欠かせないビタミンCが非常に豊富に含まれていて、100g食べれば一日のビタミンC摂取量がまかなえるほど。しかも、カリフラワーに含まれるビタミンCは熱に強い性質があるので、冷たい生野菜を食べるのはつらい冬のビタミンC補給にピッタリです。ビタミンCはシミ・そばかすの予防など、美肌効果が期待できることから女性に欠かせない栄養素ですが、カリフラワーはもうひとつの女性に欠かせない栄養素・食物繊維も非常に豊富。満腹感があり、腸内にたまった老廃物を排出するはたらきがあるので、カリフラワーは美容を気にする女性を助けてくれる食材と言えます。

できるだけ早く下ゆでしよう!

カリフラワーを選ぶときは、つぼみの色が白くて固く締まり、持つとずっしりと重さを感じるものを選ぶようにしましょう。茎の切り口が乾いていたり、割れていたり、変色しているものは収穫されてから時間が経っているので要注意。
買ってきたら、生のままだとすぐにつぼみが開いて味わいも栄養も落ちてしまうので、できるだけ早く下ゆでを。ゆでる時は、湯にレモン汁や酢などを加えると、白くゆであがり変色も防げます。また、カリフラワーのコリッとした食感を楽しむためには、短時間でゆでるのもポイント。湯に小麦粉を少し加えると、沸点が上がるので短時間でゆでることができます。また、新鮮なものは生で食べても大丈夫です。

世界中、さまざまなレシピで親しまれているカリフラワー

さっと火を通したカリフラワーのコリッとした食感を味わうには、サラダにしたりピクルスにしたりするのが一般的。しっかり火を通すと、ホロッとした食感になり、また違うおいしさがあるのがカリフラワーの魅力で、さまざまなレシピにより世界中で親しまれています。
下ゆでしたカリフラワーの上に、チーズを混ぜたホワイトソースをかけて、軽くオーブンで表面を焼いて食べる「カリフラワーチーズ」は、イギリスの家庭料理の定番。また、カリフラワーをカレー粉などのスパイスとヨーグルトで蒸し煮する「サブジ」はインドのベジタリアンに大人気。もちろん、淡白な味わいのカリフラワーは、和風の味付けにもピッタリ。お酒・みりん・醤油できんぴら風にするのもおススメです。

スペシャリストが直伝!美味食材アドバイス

写真:藤森明子さん

スペシャリストが直伝!
美味食材アドバイス

肌のハリや潤いに欠かせないコラーゲンはたんぱく質の一種。その生成を助けるはたらきをするのがカリフラワーに多く含まれるビタミンCです。乳製品と一緒に食べる「カリフラワーチーズ」は、ビタミンCとたんぱく質を同時に摂取できて美肌効果が高まるので、栄養的にも理にかなっています。また、ビタミンCはつぼみの部分よりも茎の部分に多く含まれています。つぼみを小分けにするときは、茎の部分まで食べられるように長めに切るとよいでしょう。

写真:藤森明子さん

藤森明子さん

食品メーカーに勤務後、料理教室の講師を経験。その後は栄養士として勤務。
1995年に管理栄養士を取得。
現在はマダムマーサ・クッキングスタジオや調理師専門学校の講師、食品メーカーの試食作り、食育イベント、保健指導などで活躍中。

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