地元の素材にこだわって丁寧に作られるレバーケーゼ。

−片平さんのお店には、他にもいろいろな商品がありますね。

片平さん:ソーセージに使う部位は、通常は肩ロースなどが中心となりますが、うちはスジ肉も入れています。普通は捨てる部位かもしれませんが、入れると味わいが柔らかくなります。また、レバーや軟骨を使った商品も作っています。地元で大切に育てられたおいしい豚肉なので、できる限り無駄なく使いたいのです。

−ユニークな名前の商品もありますね。「ジャパ〜ン」のネーミングには思わず笑ってしまいました。

片平さん:「ジャパ〜ン」は、醤油を使った和風ソーセージなんです。この醤油は、高畠町の生産者仲間同士で「自分たちの醤油を作ろう」と、地元の無農薬大豆を使って醤油蔵元に製造を依頼しているもので、市販はしていません。これは、自分たちの代が始めたのではなく、親の世代から作り続けているもの。ここ高畠の地は、以前から有機栽培や無農薬のものを作って、さらに無添加で加工していく、という文化が根づいています。この醤油を残していきたいので「ジャパ〜ン」を作り始めました。今ではうちの人気商品です。

全国的に人気の高い地元・高畠ワインを使っている。

−レバーケーゼに使っているワインも、高畠町のものと聞きました。

片平さん:高畠には、「高畠ワイン」という、国産ワインとしては全国的にも名が知られたワイナリーがあります。日本酒も、山形県産のものを使っています。地元のものを使って、うちでしか作ることができない商品を作っていきたいですね。

「おいしい材料があれば、おいしいものを作るのは簡単なんです」という片平さんの言葉からは、
自分の目で選んだ材料への誇り、高畠という地元への誇りが、ひしひしと伝わってきます。