100年以上の歴史がある醤油蔵。
明治時代にタイムスリップしたかのよう。

−重厚な趣のある蔵ですね。歴史を感じます。

梶田さん:この地で明治7年には創業していた、という記録が残っています。ただ、もっと以前から醤油を作り続けていたようで、私で13代目です。地元の方に支えられて、ここまで歴史を刻むことができました。

−古い蔵ですが、いかにもおいしい醤油が生産されそうな雰囲気を感じます。

梶田さん:そうですね、古い蔵で昔ながらの製法で醤油を作っていますが、この「積み重ねてきた歴史の空気」が、うちの醤油にひと味加えているのではないかな、と思います。

−まさに「伝統の力」ですね。梶田さんの醤油には、どんな特徴があるんですか?

料理のうまみが際立つと評判の「巽醤油」

梶田さん:醤油は主役にはならない調味料です。素材の旨みを引き出して、うちの醤油を使うと味が一段も二段も上になるような、名脇役でありたいと思っています。うちの醤油を使うと料理の旨みが際立つと評価してくれる人が増えてきて、本当にうれしいですね。また、うちの醤油は「のびがいい」と言われていて、少量で料理の味が決まると褒めてくれる方も多く、ありがたいと思っています。

−確かに、旨みがしみじみと広がるお醤油ですね。

梶田さん:ありがとうございます。大豆と小麦と塩だけで作る、昔ながらの本物の醤油を追い求めていたら、この味になりました。醤油本来の味わいを感じていただけたらうれしいです。

「地元の人に支えられて」歴史を紡いできた梶田商店。
梶田さんには地元・愛媛県への強い想いがありました。