牧場にて。搾りたてのミルクを新鮮なうちに仕入れる牧場にて。搾りたてのミルクを新鮮なうちに仕入れる

−「ふかふかロールケーキ」は米粉を使用しているそうですね。

中村仁美さん(以下、中村さん):米粉は、祖父の代から作っていた和菓子に使われていることもあり、小さい頃から親しみがありました。小麦粉にはないもっちりとした米粉の食感を、洋菓子に生かすことができないか...と考え始めたのが「ふかふかロールケーキ」のはじまりです。小麦粉に比べて膨らみにくいためケーキ生地を作るのは難しいのですが、しっとりとした仕上がり、もちっとした弾力は小麦粉にはない魅力ですね。お米は地元・熊本で収穫されるものを厳選し、細かすぎず、荒すぎない独自のバランスで米粉に加工しています。

−生クリームやたまごも、阿蘇産を使用しているのだとか。

中村さん:クリームは、近所の牧場のフレッシュミルクを使っています。搾りたてのミルクは香りが軽やかで、ミルクのにおいが苦手という方もおいしく召し上がっていただけるのではないでしょうか。たまごも、地元の養鶏家から仕入れた平飼いのたまごを使います。土の上でのびのびと育った放し飼いの鶏が産んだたまごは、生のまま食べるとそのおいしさがよくわかりますね。臭みや脂っぽさが一切なく、ケーキに使うとほんのりとしたやさしい味わいになりますよ。

「地元でもすぐ売り切れてしまう」という貴重な平飼いのたまご「地元でもすぐ売り切れてしまう」という貴重な平飼いのたまご

−隠し味に「はちみつ」を入れているそうですが。

中村さん:はい、生地には熊本県産のはちみつを少し加えています。甘さがやさしく、風味も増すんですよ。

−とことん熊本の食材にこだわったケーキですね。

中村さん:ふかふかロールケーキは、自分が「食べたい」と思うケーキが形になったものです。「おいしくて体にやさしい」ことを追求すると、やはり地元の食材が安心ですね。

阿蘇の食材をふんだんに使ったロールケーキ。
作り方にも、中村さんならではのこだわりが詰まっているそうです。