阪神甲子園駅にある店舗は、落ち着いた雰囲気の洋館。

−とても大きな機械ですね。

大隅さん:特注したバウムクーヘン専用の機械です。この機械を回転させながら、最初に専用の道具を使って山と谷ができるように成形して、それから一層ずつ焼いていきます。生地には生クリームを加えるのですが、一層ごとに生クリームの量を変えているし、回転の速度も変えてます。だからバウムクーヘンを焼くときは、最初から最後まで職人がつきっきりで、1時間以上かけて焼き上げるのです。

−1時間以上、ずっとつきっきりなのですか?

大隅さん:はい(笑)。うちのバウムクーヘンは、機械にまかせきりにはできないので、大量生産ができません。どんなに頑張っても、1日に8本焼くのが限界ですね。

バウムクーヘンは特注した専用の機械で焼き上げられる。

−とても丁寧に作られているのですね。

大隅さん:今から40年ほど前、修行のためにドイツに渡って学んだ味、作り方がベースになっています。最初に機械を導入してから納得するバウムクーヘンの味を作りあげるまで、約1年半かかりました。やはりドイツと日本の気候は違いますから、ドイツで食べたバウムクーヘンを作りたいと思っても、ドイツと同じ作り方ではだめなんです。材料から焼き方まで組み立て直して、今のバウムクーヘンを完成させました。

1時間以上かけて、いよいよバウムクーヘンの焼き上がりです!その味わいとは・・・?