大人の手のひらほどもある「王様しいたけ」大人の手のひらほどもある「王様しいたけ」

−「王様しいたけ」は一般のしいたけに比べ、とても大きく肉厚ですね。

福田昭利さん(以下、福田さん):きのこ全般に言えることですが、経験上、栽培環境が良ければより大きなきのこが育ちます。私たちがこの場所で農園を始めたのは、山できのこが育つ環境をできる限り再現したかったから。七飯町にある横津岳の伏流水、澄んだ空気など、自然の条件が揃うこの場所で、他では作れないしいたけを栽培したいと思ったことがきっかけです。
ここまで大きなしいたけは市場流通では規格外となってしまうので販売に苦労した時期もありましたが、品評会で評価されたり、一度食べた方々からの口コミのおかげで、今ではたくさんのレストランなどから直接注文が入るようになりました。

−もともと、しいたけだけではなく多種類のきのこを手がけていらっしゃったとか。

福田さん:私は昭和40年頃にきのこ栽培を始めました。最初はひらたけやなめこも育ててたんです。それが平成6年頃に、当時はあまり見かけなかった菌床(きんしょう)栽培を知ってからは、しいたけに絞りました。そして「しいたけにとって最適な環境」を求めてこの土地に農園を作ったんです。上質なしいたけは肉厚で香りが高く、食べると満足感があります。「王様しいたけ」は肉厚でやわらかいので、歯が弱くなった方や高齢の方にお肉の代わりとして食べてもらえたらと思っています。

ずっしりと重みがあり、とても肉厚ずっしりと重みがあり、とても肉厚

−品評会等で、多くの賞も受賞されているそうですね。

福田さん:菌床しいたけの生産者の多くが参加している全国サンマッシュ生産協議会主催の品評会では日本一の称号である「ゴールデンサンマッシュ賞」を、北海道きのこ生産振興会主催の北海道しいたけ品評会では「北海道知事賞」を受賞しました。他にも多くの賞を頂き、"王様"という名前に恥じない品質のしいたけを育てる事ができたのは嬉しい限りです。

土地選びからはじめた、福田さんの「王様しいたけ」。
その栽培方法にも、他にはない工夫があるようです。