「肉のふがね」は家族経営の親しみやすい「町のお肉屋さん」。

−岩手短角牛を使ったいろいろな商品がありますね。

府金さん:うちの店では、短角牛を一頭買いしています。一頭丸ごと買うと、生肉だけではさばき切れないので、いろいろな加工品を開発しています。それに、盛岡ならではのおいしい牛肉を、お客さんにいろいろな食べ方で味わってほしいと思っています。

−短角牛は、いつ頃から扱っているんですか?

府金さん:うちの店は昭和40年創業で私が二代目なのですが、短角牛を扱い始めたのは5年ほど前です。短角牛は赤身が多くて、「サシ」(脂肪)があまり入っていない、噛めば噛むほど旨みが感じられる肉質です。短角牛の畜産は衰退していたのですが、ヘルシーな赤身肉は今の時代には合っているのではないか、そして盛岡にしかない肉を生産できないか、との想いから、畜産業者の方と一緒に協力し合いながら頑張っています。この短角牛は自然交配で産まれ、親子で一緒に放牧されて育ちます。自然な環境で大切に育てられているので、牛肉本来の旨みが味わえますよ。

吟醸粕に漬け込むことで、赤身の多い岩手短角牛も
柔らかく焼きやすくなる

−確かに!短角牛の吟醸粕漬は、とても柔らかいのに噛むほどに肉の旨みが広がって、本当においしいです!

府金さん:ありがとうございます。誰でも短角牛のおいしさが味わえるように、と開発しました。というのも、短角牛は脂肪が少ないので、家庭でおいしく焼くのは難しいのです。吟醸粕に漬け込むことで柔らかく、焼くのも簡単になるので、噛めば噛むほど旨みが広がる短角牛を楽しんでいただけると思います。

自慢の短角牛だけに、漬け込む素材にも府金さんは妥協を許しません。
一つ一つに気持ちを込めて選び抜いています。