防災・防火 2017年02月01日

第225回 楽しいバレンタインの準備~厚着のこの時期に特に気を付けたい火災対策~

こんにちは。あさっては節分ですね。ということは、その翌日が立春なので、暦の上では春ということになります。まだまだ寒く、春といわれてもピンときませんが、ウインドウショッピングをしていると、明るいカラーが目に留まります。さらに、おいしいあま~い香りも。バレンタインが近づくと、普段日本で買うことができない珍しいチョコレートも手に入るので、ファッションよりチョコレートが気になってしまうのは私だけではないですよね。

2017.02.01更新

大切な人へのディナーやスイーツ作りを楽しもうと、慣れないオシャレお料理やお菓子作りに奮闘中の方もいるのではないでしょうか?かくいう私もその一人・・・。ですが、そこは「防災女子」。長そで、厚着のこの時期に特に注意したい、着衣着火に気を付けながら、クッキングタイムを楽しみましょう。東京消防庁のデータによると、女性は男性の約2倍も発生しているそうです。

バレンタインディナーやスイーツ作り!うっかりが火災のもと?

普段は、おもてなし料理やスイーツ作りはしないけれど、クリスマスやバレンタインだけはチャレンジするという人もいらっしゃるのではないでしょうか?おしゃれにかわいく作りたいと思うと、なにかと材料や道具が多くなりますよね。そして、盛り付けやデコレーションにばかり気を取られて、コンロの火の消し忘れなど、普段は大丈夫でも、ついうっかりしてしまうことがあります。消防白書では、ほぼ毎年、火災の原因は1位がたばこ、次ぐ2位がコンロ火災と発表されています。お料理中は注意散漫にならないよう気をつけましょう。

主な出火原因別の出火件数(放火除く)(平成26年中)(平成27年度版 消防白書)

レシピと一緒に火災対策も確認しよう!

せっかくのバレンタインは楽しくお料理をしたいですよね。安全にお料理をするためにも、気をつけたいポイント5カ条をお伝えします。

1.レシピ本などは安定した場所に置く

レシピ本やデコレーションの道具は、コンロから離れた安定する場所に置くようにしてください。
凝ったお料理、飾り付けをするためには、レシピを見ながら火加減の調整、冷蔵庫、デコレーション・・・など、同時作業がありますよね。コンロの近くは、ふとした時に火が燃え移る危険があります。
火を使うときは、近くに料理本やスマートフォン、布巾、タオルなどは置かないようにしましょう。

2.コンロの火の加減に注意する

服に火が燃え移る「着衣着火」を防ぐためにフライパンや鍋の底から、炎がはみ出さないように、火力を調整しましょう。袖口が広がった服は避け、防炎素材のエプロンやアームカバーを着用するなど、服装にも気をつけることも大切です。髪の長い方はまとめておくことをオススメします。

3.コンロ調理中の何気ない行動にも注意

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コンロの奥にあるものを取ろうと手を伸ばしたときや、こぼしてしまったチョコレート(食材)を拭きとろうとして手を伸ばした時などに火が燃え移ったりするケースもあります。上衣や長い髪の毛、腕につけっぱなしにしているシュシュなどに特に気をつけてください。コンロ使用中は侮れません。細心の注意を払って、使用してくださいね。

4.コンロの使用中は目を離さない

調理中は火から目を離さないのはもちろん、キッチンから離れる前に、手元のスイッチだけではなく、火が消えていることをしっかり目視で確認しましょう。また、来訪者がある際も、必ず火を消してから対応するようにしてくださいね。

.オーブンを正しく使う

使い慣れないオーブンなどを使うときは、容器など、中に入れてはいけない素材のものはないか、使用時間、使用方法などを再度確認しましょう。また、パンくずなどの燃えやすいものが落ちていると危険なので、きれいにしておくことも大切です。

細心の注意を払っていても万が一に備えてキッチンに消火器を置いておくとより安心です。セコムでは、女性でも片手で簡単操作できる消火器「トマホークマッハⅡ」をオススメしています。本体を持ち上げることなく、片手で消火剤を噴霧できるので、ぜひ検討してみてくださいね。

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