防犯 2016年11月30日

第218回 ストーカー被害について知り、今できる対策を!

こんにちは。今日で11月も終わり、今年も残すところあと1か月になりました。年始に立てた目標を振り返ってみて、ラストスパートでできることをクリアしていきたいですね。そして年末に、1年を振り返ってステキな年だったといえますように!私も自分に言い聞かせて、クリアしたいと思います。

2016.11.30更新

ストーカー犯罪は、凶悪化すると生命が危険に及ぶこともあります。自分の日頃の行動をチェックして、ストーカーを寄せ付けない防犯女子を目指しましょう。

女性が被害に遭いやすいストーカー犯罪

「ストーカー行為」とは、つきまといや待ち伏せ、無言電話や連続の電話・メール、乱暴な言動などの行為を、同じ人に対して繰り返し行う行為のことです。2014年の相談件数は22823件、2015年には21968件と減少していますが、被害者の約90%が女性で、約半数が20代から30代の女性で、決してひとごとではありません。また、加害者は、配偶者・交際相手(元を含む)が約60%を占めています。この現状を認識し、「私は大丈夫!」と根拠のない自信はもたないようにして、しっかりと対策を行いましょう。

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すぐにはじめたいストーカー対策

意識を変えることですぐにできる対策もあります。今日からさっそくはじめてみましょう。

・家のカギ、住所、連絡先、写真は大切な個人情報

 普段からよく扱うこれらは、大切な個人情報です。毎日使っていると、その重要であることの認識も薄れがちですが、友人や知人、彼と情報交換する時も、本当に必要かどうかを考える習慣を持ち、情報交換をしましょう。

・個人情報の管理に注意!

 郵便物を捨てるときは、住所や氏名がわからないように、シュレッダーにかけるか、文字部分を消しましょう。黒いマジックで塗りつぶしたり、市販のスタンプがありますよね。また、普段使用している定期券の管理にも注意が必要です。使い勝手が良いようにカバンの外側に着けている方もたまに見かけますが、定期券は自宅の最寄り駅が記載されているため、最寄駅を知られてしまうと、待ち伏せなどのストーカー被害に遭うキケンも出てきます。最寄り駅や氏名が印字された面が見えないように工夫をしましょう。

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・SNSでの個人情報の管理徹底を!

 いろんな情報が簡単に手に入る便利なSNS。特に、スマートフォンやタブレットでスキマ時間にいつでもどこでも情報交換ができるようになりました。生活には欠かせない方もいると思いますが、SNSやスマートフォンの使い方には注意が必要です。SNSの公開内容で、行動や趣味がわかります。発信する際に、もう一度冷静になり、内容に個人情報が含まれていないか、公開範囲は限られているかを確認しましょう。また、リアルタイムの投稿はなるべく避けてくださいね。
自分自身の情報はもちろん、友人・知人の情報も含まれることもあるので、しっかり管理することが大切です。

・外出時は、人通りのある明るい道を選択!

 夜道は、なるべく人通りのある明るい道を選んで歩きましょう。また、いざというときに、助けを求められる交番やコンビニの場所を日頃から確認しておきましょう。防犯ブザーをカバンの外側につけ、警戒心をアピールすることも大切です。

・カギを開ける前に不審者がいないことを確認

 家の近くに着いたとき、つい気が緩みますが、家の中に入るまで気を抜いてはいけません。エントランス、玄関のカギを開ける前にもう一度周りを見渡して、不審者がいないことを確認してから、カギを開けましょう。玄関に入ったら、すぐ鍵を閉めることも大切です。

もしかして?と思ったら...、

 不安に感じたり、これってストーカー被害かな?と感じた場合は、一人で悩まず、信頼できる友人や家族に相談しましょう。勇気を出して警察に相談することも大切です。

相談件数は減少しているものの、決して他人事ではありません。「もしかしたら自分が被害に遭うかもしれない」という意識を持って対策することが大切です。自分ができる対策からはじめて「防犯女子」になりましょう。

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