防災・防火 2016年09月07日

第213回 非常食を作って食べてみよう!

こんにちは。8月30日~9月5日は「防災週間」でしたね。多くの自治体や会社・学校でも避難訓練が開催されたようです。自宅の家具の転倒防止対策から、非常持ち出し袋のメンテナンスまでやるべきことはたくさんありますが、この機会に、1つずつ確実に対策を行える「防災女子」になりたいですね。

2016.09.07更新

「防災週間」で「防災」をより強く意識する9月ですが、皆さんの防災対策はバッチリですか?「何から手をつけたらいいか分らない...」という方に、今日は「非常持ち出し袋」や災害備蓄品に入っているアイテムの1つ、「非常食」についてご紹介します。

■準備している非常食はどんなもの?賞味期限と作り方を知ることが大切

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 災害時に備えて、非常持ち出し袋の中に非常食や飲料水を用意している方も多いことと思います。最近の非常食はパンやご飯、お菓子など、たくさんの種類がありますね。また、封を開けるだけで調理不要なものや、水を注いで食べられるものまで、作り方もさまざまです。
 しかし、せっかく非常食を用意していても、被災時に賞味期限がきれていたり、実は被災時には手に入りにくいお湯や缶切りが必要で、食べられなかった・・・ということになってしまったら、せっかくの準備が台無しになってしまいます。非常食を選んだら、まずは賞味期限と作り方をチェックしましょう。日が経過して賞味期限が迫ったら、実際に一度作って食べてみることも大切です。「作り方と味」を知ることで、被災時の不安感を少しでも和らげることにつながりますね。

■非常食の作り方をご紹介!実際に作って食べてみよう!

 「非常持ち出し袋」は準備したあとも、定期的にメンテナンスを行い、アイテムの使用期限や賞味期限が切れていないかを確認することが大切です。
 「働く女性の安全委員会」では定期的に非常持ち出し袋のメンテナンスを行っています。今回メンテナンスしたのは、火を使わずに温かくて美味しく食べられる非常食が入った、セコムの「ほかほか非常食セット」。その中のアルファ米(お赤飯)の賞味期限と発熱剤のモーリアンヒートパックの使用期限が迫っていたため、実際に作って食べました。

  • 画像 「ほかほか非常食セット」
  • 画像 賞味期限が迫った非常食

以下で作り方をご紹介します。

非常食の作り方

 約20分でふっくらと温かなお赤飯が完成!実際に食べてみると、もちもちとした食感で、腹持ちがよいものでした。また、今回非常食を温めるために使用したモーリアンヒットパックは水を注ぐとすぐに発熱し、湯気がでるほど高温になります。そのため、非常食(食べ物)以外にも、幼児用のミルクの入った哺乳瓶を温めたり、冬場は濡らしたタオルを入れて、温かいタオルで身体を拭いたりすることもできるため、心強いアイテムですよ。

 被災時は普段の生活とは違い体力的にはもちろん、精神的にも不安定になってしまうものです。そんなときに空腹を満たしてくれる温かい食事はなにより心強いもの。また、少しでも冷静に対応できるように、事前に非常食の作り方と味を知っておくことが大切なのです。非常食を用意しているけれど、作ったことがない、食べたことがない、という方は、ぜひ一度作って試食してみてくださいね。賞味期限を確認することが重要ですが、その賞味期限がきれる直前に、非常食を食べながらご家族やお友達と万が一被災したときのことを話すことも、防災対策の1つになります。

 また、セコムでは「セコム・スーパーレスキュー」「ほかほか非常食セット」「あったか非常時安眠セット」のアイテムをこのたびリニューアルしました。「阪神・淡路大震災」「新潟県中越地震」「東日本大震災」「熊本地震」といった大規模地震で被災した経験のあるセコム社員や、お客様からのアンケートで寄せられた声をもとに実用性を向上させていますので、ぜひご覧ください。

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セコム・スーパーレスキュー
「阪神・淡路大震災」「新潟県中越地震」「東日本大震災」「熊本地震」で被災したセコム社員の声を検証し、重要度・性能・実用性からアイテムを厳選。万が一、被災直後に自宅や避難所での生活ができなくても数日生き延びられるよう実用的なセットです。

セコム・スーパーレスキュー

ほかほか非常食セット
お客さまアンケートで多数寄せられた「被災時にも温かいものが食べたい」というご意見に注目し、セコムが厳選した非常食セットです。発熱剤もセットされているので、火を使わずに温かい食事をとることができます。

ほかほか非常食セット

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