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あんしんコラム

まずは身近にできる対策から。「働く女性の安全委員会」のメンバーが対策をご紹介します。

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第131回 【インタビュー】セコムの弁護士に聞く!〜ストーカーから守ってくれる法律編〜

こんにちは。5月になると日差しがかなり強くなりますよね。曇っていても油断大敵。紫外線は、地上まで届いているそうですよ。UVケアを始めている人も多いようですが、洋服の上からでも日焼けすることをご存知でしたか?長袖だから腕に日焼け止めは必要ないと思っていたら、洋服の素材によって紫外線の透過率はバラバラ。UVカット素材以外のものを着る日は、しっかり日焼け止めクリームを塗ったほうがいいようです。できるだけ、さらっとしたタイプを探して、毎日愛用しようと思います。

2013.5.22更新

女性の犯罪被害は、残念ながらいつまでたってもなくなりません。そこで、法律のプロ・セコムの女性弁護士お二人に、法的な視点から女性の犯罪被害とその対処法について教えていただきました。今回は、ストーカー被害についてです。

プロフィール
写真:奥貫弁護士 セコム株式会社法務部所属。

■奥貫弁護士
セコム株式会社法務部所属。

2001年弁護士登録。企業法務を扱う法律事務所勤務を経て、2005年にセコム(株)入社。
主に人事労務、訴訟などを担当。女性の視点で法律と社会を考え、"防犯のプロ"セコムに所属する数少ない女性弁護士として、日々活躍中。

写真:一色弁護士 セコム株式会社法務部所属。

■一色弁護士
セコム株式会社法務部所属。

2002年弁護士登録。法律事務所勤務を経て、2012年セコム(株)入社。法律事務所時代は主に独禁法、消費者法を担当。
現在では主に国際法務などを担当し、奥貫弁護士と共にセコムに所属する数少ない女性弁護士として、日々活躍中。

ストーカー規制法とは?

Q
そもそもストーカー規制法とは?
A
奥貫弁護士:正式には、「ストーカー行為等の規制に関する法律」といいます。1999年の「桶川ストーカー殺人事件」を契機に、法整備されました。そもそも、刑法などで処罰の対象とされていないと警察は動けません。
つきまとわれて怖い思いをしていても、刑罰法規に引っかからないと、取り締まることができなかったのです。そこで、ストーカー行為がれっきとした犯罪であること、ストーカー行為に対して警察が動けるようにストーカーを取り締まる法律ができました。
Q
ストーカーとは、「つきまとい行為を反復して行うこと」とありますが、具体的には、どのような行為をいうのでしょうか。
A
一色弁護士:ストーカー規制法で禁止される「つきまとい等」とは、恋愛感情や、それが満たされない逆恨みで、本人や家族、交際相手などに対して、下記を行い、相手に不安を感じさせることをいいます。
不安に感じた時に、どのように対応すべきか説明をしてくれる奥貫弁護士

不安を感じた時、どのように対応すべきか説明してくれた奥貫弁護士

  1. つきまとい、待ち伏せ、見張り、住居等への押しかけ
  2. 監視していると思わせること
  3. 面会や交際の要求
  4. 著しく粗野、または乱暴な言動
  5. 無言電話や連続電話・FAX
  6. 汚物・動物の死骸等の送付
  7. 名誉を害する事項の告知
  8. 性的羞恥心を害する事項の告知や文書・図面の送付等
このような行為によって、相手に「不安を感じさせる」ことが禁止されていますので、相手が不安を感じないような、通常の恋愛関係とか、例えば友達に告白するために通学路で待つなどの行為までが、「つきまとい等」に該当するということではありません。
Q
なるほど。つきまといなどが精神的に苦痛を感じさせたり、不安にさせるようなものだと、ストーカー規正法の対象になりうるのですね。
A
奥貫弁護士:そうですね。相手が身の安全などに不安を覚えるような態様になるとダメということになります。恋愛の自由はありますから、例えば何度かメールしたからといって、すぐに、ストーカーというものではないです。
監視していると思わせるような事項を告げる内容であるとか、相手の身の安全などに不安を感じさせるようなものであると、それは「つきまとい等」と判断されます。

身近な人がストーカーになることが大半

Q
ストーカーの行為者と被害者の関係は、知人など面識がある場合が全体の9割を超えています。交際相手(元を含む)の場合は、全体の6割超えと、多くの場合が、身近な人がストーカーになるいという事例が多いようですね。
A
一色弁護士:ストーカー規制法で禁止されるのは、「特定の人に対する恋愛感情その他の好意の感情」、または「特定の人に対する恋愛感情等が満たされなかったことに対する怨恨の感情」を満たす目的の行為です。
そのため、ストーカー規制法違反として認知されたものは、恋愛感情を抱くほど被害者と面識がある場合が多いのだと考えられます。
Q
もしかしてこれはストーカーかも?など、不安を感じても、まだ、確証や証拠がないときは、どうすればいいでしょうか。
「個人情報は自分で守る意識を持つことも大切」と一色弁護士

「個人情報は自分で守る意識を持つことも大切」と一色弁護士

A
一色弁護士:まず、警察に相談するのがいいと思います。その際、具体的に何をされているか説明できるようにしておくことが必要です。
そのために、匿名で嫌がらせをされるなど、相手がわからない場合でも、嫌がらせの内容、日時などを記録したり、モノや手紙を投げ入れられていたら保存しておいたり、メールなどは消去しないで残しておくなど、具体的な証拠集め、記録集めは必要です。
奥貫弁護士:ただ、危ないと感じたら、証拠が揃っていなくても、すぐに相談しましょう。最寄りの警察署だけでなく、警視庁や各県警も、困った時の相談窓口を設けています。長引けば長引くほど執着される危険が伴うので、早く相談するのがオススメです。もし、警察に行くのに戸惑いを感じるのなら、まずは家族など、身近な人に早く相談してください。
Q
話を聞いていると、いつ、自分自身がストーカー被害者になるかわかりませんよね。同じ女性の視点から、アドバイスをお願いします。
A
奥貫弁護士:「絶対にストーカーの被害に遭わない方法」というのは難しいです。ただ、ストーカー行為の大部分は、一方的な恋愛感情からくるものです。ですから、少なくとも自分が恋愛感情を持っていない相手に対して誤解されるような態度は気を付けるといった防衛意識は大事だと思います。
また、交際を始めたあとでも、疑問に感じたり、危ないと感じたら、周囲に相談しながら、円満に関係を解消するとよいでしょう
Q
すべてを疑うのはさみしいですが、慎重にならないといけないですね。
A
一色弁護士:特に、ネットで知り合って交際に発展することは、相手の周囲の友人関係がわからないのでリスクが大きいとも言われています。自分のプロフィールを細かくネット上で公開しないなど、自分の個人情報は、自分で守る意識を持つことが大切ですね。
女性として、法律のプロとして、親身になってアドバイスしてくださった奥貫弁護士と一色弁護士。対人関係を大切にしながら、「防犯女子」として、きちんとした態度で、安心の毎日を過ごしたいですね。
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