防災・防火 2008年08月26日

第3回 地震対策で押さえたいポイントとは

こんにちは。
私の周りの働く女性の中にも、すでにお子さんがいらっしゃったり、今まさにお腹に赤ちゃんがいる、という方々がいます。彼女たちに共通していえるのは、仕事もテキパキとこなし、イキイキと活躍していること。一日の時間は限られていますから、仕事と家庭の両立は本当に大変だと思います。ワーキングマザー達のバイタリティに感激しつつ、仕事もプライベートも充実させたい、という女性たちが安心して毎日を送るための情報を発信し続けるよう、私も頑張らなくてはと思っています。
さて、今回は自分を、そして家族を守るために読んでいただきたい"地震対策"について取り上げます。

2008.8.26更新

「あんしんコラム」第3回は、特に一人暮らしの方は備えが手薄になりがちな「地震対策」について、ポイントを絞ってお伝えします。

命を守る、「室内の安全対策」

内部被害による怪我の原因

「地震対策」のキーポイントは、まずは身を守るための備えです。阪神・淡路大震災や新潟県中越地震など、過去の大震災で被害に遭った方の負傷原因を調べると、最も多いのが「倒れてきた家具の下敷きになったり、割れた窓ガラスの破片でケガをした」ケースといわれています。右のグラフのように負傷原因の7割ほどが、「家具の転倒落下」や「ガラス」によるものだったというデータもあるのです。

あなたの部屋をぐるりと見回し、危険なものをチェックしましょう。

  • タンス、本棚、食器棚など背の高い家具はありませんか?
    →倒れて下敷きになると危険です。寝る場所の近くに置くのは避け、できれば市販の家具固定グッズを使って家具が転倒しないようにしましょう。

  • テレビやオーディオなど、重たいものを固定せずに置いていませんか?
    →大地震でテレビやオーディオが飛んできた、というのも実際に起きた話です。これらを固定するには、市販の固定用吸着ジェルが目立たず簡単でオススメです。

  • 居室から避難経路となる場所に、窓ガラスはありませんか?
    →地震で窓ガラスが割れると、ガラス片でケガをする危険があります。避難時には玄関から出るとは限りません。ベランダなどの避難経路も確認しましょう。私がオススメしたい対策グッズは、「防犯フィルム」。窓ガラスに貼っておけば、ガラスの飛散防止だけでなく、窓からの侵入防止対策にもなり、一石二鳥です。

防災バッグに用意しておきたいもの

大きな地震がくると、水道・電気・ガスといったライフラインが遮断され、しばらく避難生活を余儀なくされる場合があります。最低限必要なものを防災バッグに入れて枕もとに備えておきたいものです。女性にとっては、防災バッグに詰め込みすぎて、足場の悪いところを避難するときに邪魔になるのも危険です。

セコムでは、防災用品セットの決定版「セコム・スーパーレスキュー」を販売しています。これは、実際に阪神・淡路大震災や新潟中越地震で被災したセコム社員の声を集め「災害時に本当に役に立つもの」が詰まった防災セットです。その中身を参考にして、揃えてみてはいかがでしょうか。

  • 非難時や悪天候の際に身を守るもの...軍手、防塵マスク、防寒具、使い捨てカイロ、雨具、ヘルメットや防災頭巾、レスキューホイッスル、防火加工タオル

  • 最低3日間生き延びられる食料...保存水、保存食(缶入りのソフトパンなど)、のどあめ

  • 避難生活の必需品...懐中電灯(乾電池が不要なタイプ)、手動式充電ラジオ、救急セット、ポリタンク、汚物処理グッズ(簡易トイレ)、ウェットティッシュ

これに加えて、くつ、筆記具、下着、生理用品などがあると便利です。また、避難に必要な懐中電灯やヘルメットなどを防災バッグの取り出しやすい位置に入れておくと、いざという時に困りません。

そして、忘れてはならないのが、心の準備。昨年10月に「緊急地震速報」が開始され、大地震が発生すると、揺れが到達する前に知ることができる社会になってきました。早くやってくる微小な揺れの情報を元に、遅れてやってくる大きな揺れを、一秒でも早く知らせる仕組みで、揺れがくる数秒〜数十秒前に知ることができるのです。

日本に住む以上は避けられないのが地震の不安です。グラッときた時に、まず何をしたらよいのか、自宅・仕事中・外出時など状況ごとにシミュレーションしておきたいものですね。

今回紹介された商品は・・・

セコム・スーパーレスキュー
「新潟県中越地震」「阪神・淡路大震災」で被災したセコム社員の声を検証し、「いざというとき本当に役に立つか」という視点で厳選した、まさに防災用品セットの"決定版"です。

セコム・スーパーレスキュー

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