防犯のキホン

スリ・ひったくり対策

「残業続きでちょっとクタクタ...」そんな帰り道こそ要注意!身の危険を防ぐためには、まずは姿勢を正すことから始めましょう。

ひったくりの被害者は7割以上が女性

グラフを見れば一目瞭然、ひったくりの被害者は圧倒的に女性が多いのが現状です。さらに、年齢でみても20歳代が多く、30歳代以下は全体の3割を占めます。「若いから大丈夫...」という安心は通用しません。

歩道のない夜道が危険

ひったくりの被害者の性別認知件数(2022年)(2023年警察庁データ) ひったくりの被害者の性別認知件数(2022年)
(2023年警察庁データ)

ひったくり犯罪は、午後8時以降の夜間に多く、道路上でバイク・自転車に乗った人から物を盗られるケースがほとんどです。夜道はタクシーを使うと安全ですが、人の目が少なく暗い路地は避け、歩道のある明るい道を選んで通りましょう。銀行やコンビニのATMでお金を引き出した後は特に注意。周囲を見渡して、不審な人が待ち伏せしていないかチェックしましょう。特に給料日後は引き出す人が多いので要注意です。

ちょっとした気の緩みやスキが危ない

ひったくりの被害者の年齢別認知件数(2022年)(2023年警察庁データ) ひったくりの被害者の年齢別認知件数(2022年)
(2023年警察庁データ)

歩行中や電車の中で、携帯電話で通話やメールに夢中になったり、イヤホンで音楽を聴いたりと注意散漫な状況では、スリやひったくりに狙われやすいといえます。また、「連日の残業でフラフラ...」「女子会で飲みすぎちゃった!」そんな時も要注意。キリリと背筋を伸ばしているだけでもスリやひったくりは遠のいていくでしょう。

スリやひったくりを寄せつけないよう、警戒心を

スリやひったくりは油断している人を狙ってきます。まずはどんな時も、警戒心を持って歩き、近づいてくる不審な物音がしたら振り返るようにしましょう。

路上で注意したいこと

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  1. 歩道がある道を歩き、車道から離れた建物側を歩くように心がける。

  2. バイクや自転車によるひったくりを防ぐため、バッグは車道の反対側に持つ。

  3. 自転車に乗る際は、カゴにひったくり防止ネットをつける。

スリに遭いにくいバッグ

女性に人気のトートバッグも、混雑した路上や電車内ではスリの格好のターゲットになります。大きく開いた口から、財布や家の鍵などが丸見え...は危険!ファスナーのついたバッグを選んだり、バッグインバッグを使ったり、スカーフなどをかぶせて中身が外から見えないようにしましょう。

万が一に備えてこんな工夫も

家の鍵と、免許証など住所の書いてあるものを同じバッグに入れていませんか?
もし、それらを同時に盗まれてしまったら、すぐに犯人に自宅に入られてしまいます。鍵と住所の分かるものは別々に持ちましょう。

引きひもが抜けきるタイプの防犯ブザーをバッグに付けましょう
歩行中、引きひもを手に持っておけば、万が一バッグを奪われたとしても、バッグに付けた防犯ブザーが鳴り続け、驚いた犯人はバッグを捨てて逃げていくはずです。

自転車のカゴにも対策をしましょう。
自転車で走行中に、カゴに入れたバッグが狙われることがあります。カゴにひったくり防止ネットをつけることも有効な対策です。また、自転車は一定のスピードが出ているので、ひったくりにあった場合に物を盗られるだけでなく、自分が自転車から転倒してケガをする恐れもあります。まずは、狙われないように対策をしておくとともに、周囲に気をつけ、スピードの出しすぎに注意しましょう。

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